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7:1病院か10:1病院か

7:1看護を算定している病院では、
患者さん一人に対してたくさん看護師がいるということで、
ゆとりを持って働くことができる、
10:1看護を算定している病院では、
患者さん一人に対して看護師が少ないということで、
一人ひとりにかかる負担が大きくなりそう、
休みもとりにくいかも・・・などと考えてしまいます。

 

ですが、実際は必ずしもそうではありません。

 

ギリギリの状態で、なんとか7:1を算定できている病院もあります。
そのような病院は、人数にゆとりがなく、休みもとりにくいです。
仕事の負担に関しても、新卒をかき集めて雇っている病院と、
ベテランが多い病院とでは、看護師の質が異なるので、
一人ひとりにかかる負担の度合いも変わってきます。

 

一般的に「7:1の病院のほうが働きやすい」と言われがちですし、
看護学校などでもそのように教えられることが多いようですが、
実際は、それぞれの病院の事情次第です。

 

ただし、7:1入院基本料を算定することで経営的に有利になることは事実です。
ですから、病院の経営状況は、7:1病院のほうが10:1病院よりも良い傾向はあるかもしれません。

運営母体

病院を運営している母体は、「大学」、「自治体、「赤十字社」など、
「公的機関」、「医療法人」、「企業」、「個人」など様々です。
そして、病院を運営している母体が変わると、
運営方針や給与体系、教育システム、組織の雰囲気は大きく異なります。

 

もともとは公的な組織が運営していたある病院では、
民間の医療法人に経営移譲したところ、組織の雰囲気が変わったという理ゆで、
殆どの職員が辞めてしまいました。
もちろん、その一方で新たに働き始める職員もいますから、
善し悪しを一概に言うことはできませんが、
働いている職員は同じであっても、運営母体が変われば、
よくも悪くも、今までとは変わってしまうことは避けられません。

 

例えば、大学病院では、「教育機関」という色合いが強く、
医療法人では理事長の考え、その法人の理念が強く反映されますから、
組織によって雰囲気は様々です。

 

企業立病院は、母体となる企業の経営手法を病院の運営にも取り入れていますし、
経営効率の面ではシビアな部分も見られるかもしれません。

 

また、公的病院の場合は、以前はゆったりとした風土のところが多かったのですが、
最近は財団法人化政策などによって経営改善を強いられているところが増えているので、
以前のようなゆったり感は消失つつあります。

 

民間の医療法人にしても、公的な法人にしても、
広域に医療機関を持っている病院グループなのか、
特定の地域に根ざした法人なのかなどによって、
組織風土、異動、教育、研修システムなども異なります。

 

多くの医療機関を持つ法人の場合は、施設横断的な研修にも参加することができます。

 

転職する時には、「運営母体」についても、
どのようなところなのかをチェックしてみてください。

働きやすさは「人」ありき

運営母体によっても、病院の雰囲気は色々違いがありますが、
同じ運営母体であっても、やはり各職場によって働きやすさは異なります。
さらにいうと、看護師長という直属の上司の人柄や、
看護部門を統括する看護部長の人柄によっても、働きやすさや職場の雰囲気は変わります。

 

今まで働いていた職場でも、看護師長が変わったら、
職場の雰囲気が大きく変わったという経験があると思います。
最終的に、その職場が働きやすいのかそうでないのかを決めるのは
「人」ありきではないでしょうか。

 

困った時に相談しやすい、人望のある看護部長の下では働きやすいですし、
職場の離職率も低いと思います。
相性の良い看護師長の下で働いていた時には、
同じ仕事内容だとしてもより楽しく働くことができていたはずです。

 

とはいっても「人」は、実際に入ってみなければ分らない部分が多いです。
ですが、探ることができます。

 

最近は、どこの病院でも、ホームページを開設していることが多いです。
個人病院などでも、ホームページをもっていますから、
大きな病院であれば、かならずといって良いほど、ホームページが充実しています。

 

ホームページやパフレットで、看護部長や看護師長の顔写真やメッセージを確認したり、
説明会や面接でのプレゼン、会話などで、人柄や自分との相性を見極める、
応募前に病院を見学し、実際に働いている様子をみるなど、
なるべく情報を集め、自分の目で確かめてみましょう。

 

下調べをすることができない、他人任せの転職では、
あまりうまく行くとは思えません。