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看護師求人の言葉の意味

(1) 給与額

 

求人票に記載されている金額は、絶対にもらえるのでしょうか。
例えば、「28万円以上」とか書かれていたら、
「採用したら最低でも28万円は支払います。」という意味です。

 

もし、働き始めて28万円をもらっていないということがあれば、
不当表示になります。

 

ですが、あくまでも額面です。

 

保険料が引かれるなどして、手取りはもっと少なくなります。

 

また、「募集の条件に合った人であればこの金額(この場合は28万円)」という表示なので、
求めている勤務条件では働けない人(短時間勤務、非常勤など)や、
応募条件と異なる(正看護師、准看護師、看護大学卒、専門学校卒など)場合は、
表示金額よりも低くなることがあります。

 

いずれにしても、お互いが気持ちよく働き始めるために、
また、トラブルに成らないようにするためにも、
面接の段階で確認し、きちんと面接を受けた上で返事をするようにしましょう。

 

(2) 看護職以外の経験は考慮されるか

 

「既卒者は経験考慮いたします。」などと求人票に書かれていることがあります。
病院から病院に転職する場合は分りやすいですが、
診療所から病院、介護施設から病院、一般企業から病院という場合など、
病院以外の社会人経験が、給与に上乗せされるのか、
その経験が考慮されるのかは気になるところです。

 

一般企業での社会人経験は、カウントしてくれない病院が多いです。
専門職であるがゆえに視野が狭くなりがちなので、
病院以外での経験はプラスとして捉え、
基本給も考慮しますという採用担当者もいますが、
「看護師としての経験年数で決めている」、
或いは、「急性期病院勤務者優遇」というところが一般的です。

 

(3) 週休2日制とは

 

「週休2日」と書いてあったら、「毎週2日休みがあること」と思います。

 

ですが、そうではありません。

 

毎週2日間必ず休みがあるという場合の表現は「完全週休2日」というものです。

 

では、「週休2日制」とは、どのようなものかというと、
「一ヶ月に1日以上、必ず週2日間の休みがある」というものです。

 

つまり、「週休2日制」とは、一ヶ月のうち、ある一週間だけ2日間の休みがあり、
残りの週は休みが1日だけという考え方です。

 

完全週休2日制と、週休2日制とでは、
随分違っています。

 

紹介会社が高給を謳っている時の常套手段として使われることが多い表記法ですので、
注意が必要です。
一ヶ月の休みが少ない分、週休2日では月給が多いのは当然です。

 

「隔週休2日」となっている場合は、一週おきに2日間の休みがあり、
残りは週1日の休みという意味です。

 

「4週8休」とは、4週間で8日間の休みがあるという意味です。
つまり、この場合も、毎週2日休みがあるとは限りません。
一週間に1日休みがあるときもあれば、
休みが2・3日の週もあるという意味です。

 

転職を決めてから、思っていたのと休みの取り方が違う・・・
ということにならない様に、
休みに関しては、毎週2日休めるのか、
或いは別の休みの取り方なのかを確認しておきましょう。

 

(4) 有給休暇と特別休暇の違い

 

<有給休暇>

 

有給休暇とは、1年間継続して勤務し(初年度は半年)、
全勤務日数の8割以上出勤すると、法律上与えられる休日のことです。
休んでも給与は減りません。

 

正社員であれば、初年度の有給休暇は10日間と法律上決まっていて、
上限はありますが、年々増えていきます。

 

ですが、継続勤務が条件のため、転職するとリセットされ、
また10日間からはじめることになります。
ですが、施設によっては転職前の勤続期間を通算してくれるところもあるので、
一度確認してみると良いでしょう。

 

<特別休暇>

 

特別休暇とは、有給休暇とは別に、雇用者側(病院経営者など)が
独自で設けている休暇制度のことをいいます。

 

例えば、年末年始休暇、リフレッシュ休暇など、名目は様々です。

 

ただし、注意したいのは、「有給」であるとは限りません。

 

特別休暇を有給にするか、無給にするかは雇用者側の自由になっています。

 

「特別有給休暇」とかかれている場合は、有給の休みとなりますが、
特に記載されていない場合は、無給のことが多いので、
特別休暇制度を利用して休みをとると、その月の給与は減ります。

 

(5) 有給休暇の記載がない場合

 

有給休暇とは、労働基準法という法律で決められている休みのことです。
ですから「休みが取れない」ということはありません。

 

ですが、有給休暇をとりにくい職場や取得率が低い職場もあります。
実際にどのような状況であるのかは、
実際に働いている人にしか分りません。

 

(6) 福利厚生制度

 

福利厚生が充実している病院はしっかりしたイメージがあります。
ですが、組織の規模などによって異なります。

 

寮や保育室などは、小規模の医療機関ではなかなか持つことができませんが、
その代わりに住宅手当があったり、保育補助として、
保育園利用料の補助をしてくれるなどの制度を設けているところもあります。

 

子育て中の看護師にとって、このような福利厚生は重要なポイントになります。

 

ですが、転職先に何を求めるのか?という自分にとっての優先順位を考えることが大切です。

 

(7) 手当

 

夜勤手当、残業手当、住宅手当、資格手当、精勤手当・・・
というように、手当がたくさん並んでいたら、「良い病院だな。」
と思ってしまい、「手取りが多くなりそう。」と期待してしまいます。

 

確かに手当がたくさんつけば手取りが多くなりますし、
モチベーションもアップします。

 

ですが、賞与や昇給、退職金を計算する時には、手当を除いた「基本給」です。

 

同じ額面であっても、手当はそれほど無いけれど基本給が高いという場合の方が、
「基本給は低いけれど手当が充実」というより、後々トータルすると有利になる場合が多いです。

 

(8) 交通費

 

交通費は、「交通費支給」となっていても、全額支給されないことが多いです。

 

「通勤交通費支給」と書いてあると、交通費が全額支給されるものだと思い込んでしまいますが、
この表現だけでは「全額」支給されるとは限りません。

 

「一ヶ月2万円まで」というように上限を設けているところや、
「一律2万円まで」というように実際の交通費に関係なく設定しているところがあります。

 

そして、交通費が必ず全額支給されるのは、「交通費全給」、「全額支給」などと
記載されている場合のみです。
ですから、遠方からの通勤になる人は敬遠されてしまいがちです。

 

通勤時間が長ければ、自分自信も大変ですから、
一概に「交通費が全額出るからラッキー」という事もできません。

 

(9) 求人情報が多い病院

 

求人情報をよく見かける病院の場合は、「もしかしたら離職率が高いのかな?」
と心配になってしまうかもしれません。

 

ですが、最近はどこの病院のホームページを見ても、看護師募集の案内は
当たり前のようにあります。
中には、病院の建物内に、「看護師募集」という看板を立てている病院もあります。

 

看護師の採用には困っていません!
というような病院は、高度先端医療の病院など、極わずかで、
多くの病院はいつも看護師不足と戦っている状況です。

 

ですから、求人広告が多い病院=離職率が高いと考える必要はありません。

 

求人広告を出している病院は、増床を計画中だったり、
入院基本料を10対1から7対1に引き上げようとしているなど、
何かと理由がある場合もあります。

 

とはいっても、気になる場合は、友人などの人脈を使って情報を収集したり、
自分で病院を訪れて、自分の目で確かめてみるなどしてみましょう。

 

実際に働いている看護師を見てみることによって、病院の印象などを知ることができますね。